こんにちは!柔整師の奥永です。
タイトルにもある通り、患部そのものが不調の原因とは限りません。
肩が凝るからといって肩をもんだり、腰が痛いからといって腰をさすったり、
痛みや不調があると、つい患部にばかり意識が行ってしまいがちです。
でも、そのような対処では一向に症状が治まらないなんてことも。
痛いところは結果であり、身体からの合図です。
痛みを感じる場所が、すべて痛みの原因であるとは限りません。
患部を指圧や湿布などでアプローチしても症状が治まらないのは、根本的な原因が他にあると考えます。
中医学に「通ずれば痛まず」という言葉があります。
痛みのある患部は、細胞に大事な血流が滞ったり、痛みや疲労感に繋がる老廃物が溜まったりしている状態になるので、
その部位が通ずれば(流れれば)痛みは無くなるということです。
例えばお尻に痛みがあるとして、直接押したりしても改善されない場合、
お尻を支配している神経に原因がある可能性も考えられます。
その神経は腰~背中から出ているため、その辺りをほぐすことで神経への余計な圧迫が無くなり、痛みが軽くなることもあります。
肩こりも、本当の原因がストレスによる習慣化した浅い呼吸だとすれば、
鎖骨の下周辺をほぐすと深い呼吸に繋がり改善します。
このように、患部そのものが不調の原因とは限りません。
身体に触れ、根本的な原因を探り当てたうえで、適切な対処を施す必要があります。
アイズスポーツ整骨院 西新院
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