内蔵型冷え性の症状と原因
こんにちは!柔整師の奥永です。
今回は冷え性の4つのタイプのうち、内蔵型冷え性について説明していきます。
内蔵型冷え性とは?
指先や足先も温かいのに、体の中が冷える・二の腕、太ももが冷えるタイプの冷え性です。
冷えの自覚症状があっても身体の表面が温かい為、他人からは冷えが理解されにくいという事があります。
症状としては、身体から熱が逃げやすいため、
「おなかが冷える」「おなかが張る」といったような訴えが多く聞かれます。
どのような人に多く見られるの?
内蔵型冷え性の方は、冷え性の約10%を占めるといわれています。
アレルギー体質や、体重がやや多い方などに見られることがあります。
基本的に副交感神経が強く、交感神経が弱い為に、交感神経の防御反応が強すぎる四肢末端冷え性とは正反対に、
寒くても皮膚表面の血管が閉まらないために身体の外に熱が過剰に放出されて、体内の温度は低下してしまいます。
その結果、手や足は温かいのに、身体の内部や内臓が冷えてしまいます。
交感神経と副交感神経それぞれ働き
内臓、血流、発汗などを自動的に調節する神経を「自律神経」といいますが、
この自律神経には「交感神経」「副交感神経」に分けられます。
交感神経の働きは逃げたり戦ったりする際に活動を促すアクセルのような働きがあります。
副交感神経はそうして活動を緩め、ブレーキをかけリラックスさせる働きがあります。
内蔵型冷え性になるその他の原因とは?
ストレスや不規則な生活、または高齢化による自律神経のアンバランス、
さらに腹部の血流低下を起こす腹部手術などがあります。
身体にどのような影響が出るのか?
お腹の冷えによって腸の機能が低下したり、お腹にガスが溜まったり、
腹痛や便秘になったり、膀胱炎や月経不順などの症状が起きやすくなります。
食事や衣服に気をつけ、運動を習慣づけましょう。
まず食事では副交感神経が活発なために、食欲がしっかりある方の方が多いのが特徴です。
お腹が空くと身体が冷えてしまうので、しばしば食事を多く取ってしまいがちですが、
食べすぎには注意が必要です。
また、極端に冷たい物は控え、夏でも温かい物を食べるように心がけましょう。
衣類は環境に合わせて着脱し、調節する必要があります。
皮膚表面は温かく汗をかきやすいということがあるため、
熱がこもらないような通気性の良い素材の衣服を身につけることもいいでしょう。
自律神経を整えましょう
交感神経の働きが弱い事が原因のために、交感神経を鍛え自律神経のバランスを整えることも大切になります。
無理なく自分のペースでできる運動、例えば体操やウォーキング、ジョギングなどあまりハードではなく、
人と競わずにできる運動をお勧めします。
時間も10分や15分と短くても出来るだけ毎日、習慣として取り入れることが重要です。
運動する時間は早朝や夜間ではなく、午後から夕方の時間に運動する習慣を作りましょう。
気をつけることは、これまで運動をあまりしてこなかった人が突然、身体に負担のかかるような運動はしないことです。
それと身体を動かして汗をかいたら、冷える前にすぐに拭き取るか、着替えましょう。
仙骨を温める
内蔵型は身体の中が冷えるタイプの冷え性なので、内臓を温めることも対策の1つです。
直接お腹を温めたくなるを思いますが、お腹の回りは脂肪が多く、深部まで温めることが難しいこともあります。
そのため身体の背面、特に骨盤内の子宮、卵巣、直腸、膀胱など内臓の血流を調節している交感神経が多く通っている
「仙骨」周囲を温めることで、内臓血流が増え、腹部の深部を温めることに繋がります。
そこをカイロなどで温めることも対策になります。
携帯用カイロは、直接肌になるとやけどする恐れもあるので、服の上から貼るようにしてください。
仙骨を温めると下腹部だけでなく全身も温まって、自律神経のバランスも整います。
アイズスポーツ整骨院 西新院
〒814-0002 福岡市早良区西新5丁目6-30 1階
TEL 092-407-0207
〈営業時間〉
9:00~21:00 (最終受付20:30)
定休日 木曜日