前回に続き、トレーニングの原理・原則の「トレーニングの5原則」について今回は記していきます。
まず、トレーニングの原則とは簡単にいうと、効果を出すため守るべき法則(行動規則)のことを指します。
・・・筋肉を増やしていくためには、同じ負荷でずっと続けるのではなく、徐々に負荷を高めていくことが必要です。
これを「漸進性の原則」といいます。この原則のポイントは”徐々に”という点です。
例えば、負荷を急激に高めたからといって、急激に筋力が向上するわけではありません。
むしろ筋肉や関節を痛めたり、効果が減少してしまう原因になります。
少しずつ段階を経て負荷を増やしていくことが、トレーニング効果を引き出すための重要なポイントとなります。
・・・皆さんも筋トレをするうえで、鍛えたい場所や好きな部位、好きなエクササイズがあるはずです。
しかし偏ったトレーニングメニューは、ボディバランスの崩れやけがの原因に繋がる場合もあります。
気になる部分だけでなく全体的にトレーニングを行うことで、気になる部分のトレーニング効果も高まるのです。
このことを「全面性の原則」といいます。
これは筋力だけに限ったことではありません。
いろいろなトレーニングを行い、持久力や柔軟性などほかの能力も伸ばすようにすることが重要です。
・・・そのトレーニングがどんな意味を持っているか。このことを理解すると、トレーニング効果が高まります。
それを行うことでどんな能力が向上するのか、どこが鍛えられるのかしっかり理解したうえで取り組んだほうが、
効果は現れやすいです。
たとえば、筋トレで鍛える筋肉を意識することも「意識性の原則」のひとつ。
なぜそのトレーニングを行うのかをしっかり意識し、メニューの組み立てやトレーニングを実施しましょう。
・・・カラダは個人によって別物であり、性別・年齢・身体組成・体力など、すべてが同じという人は誰一人いません。
そのため、トレーニングの内容もみんな同じではないのです。
目的もあわせて個人に合ったトレーニングや負荷設定を行わなくては、効率よく効果は現れません。
これを「個別性の原則」といいます。
たとえばトッププロアスリートが行っているトレーニングだからといって、すべての人に効果があるわけではないのです。
・・・トレーニング効果を出すためには、どんなに優れたトレーニングでも数回やっただけで効果は現れません。反復して継続することで、はじめて効果が現れるのです。
これを「反復性の原則」といいます。負荷を高めながらトレーニングを継続していくことで、効果が高まっていくのです。
以上が前回の記事と合わせると、トレーニングの3原理・5原則になります。
ひとつひとつのトレーニングを行うことは楽ではないと思います。
だからこそ効率よく体を変えるために、これらの原理原則が最重要になります。
当施設はパーソナルトレーニングによりトレーニングを提供しますが、これらの原理原則に沿って提供しております。
お身体にお悩みのある方は、是非当施設までご連絡くださいませ。
まずは、体験トレーニングを受けていただき、お身体の動きをチェックさせていただきます。
トレーニングしたことがない、リバウンドしてしまった、身体の痛みを改善したい、など
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