筋トレでぐっすり眠ろう!

こんにちは!柔整師の奥永です。

今回は「睡眠」についてです。

多忙な仕事や不規則な生活、さらに不安や悩みが蔓延する現代社会で、良質な睡眠を得ることは非常に難しいものです。

しかし、その解決策が意外な場所にあるかもしれません。

それが「筋トレ」です。


これまでも筋トレが睡眠の質を向上させる可能性が明らかになっていましたが、

2024年の報告された最新のメタアナリシスによって、

筋トレが他の運動よりも睡眠の質を改善する効果が最も高い事が明らかのなったのです


今回は筋トレが睡眠に与える驚くべき効果とその科学的根拠について見ていきましょう。


睡眠のメカニズム

「筋トレ」と「睡眠」の関係を紹介する前に、まず睡眠そのもののメカニズムについて解説しましょう。

睡眠は大きく分けて2つの種類に分かれます。

・レム睡眠

・ノンレム睡眠


眠りが浅い時、私たちは夢を見ます。

これは脳が覚醒時よりも強く活動しているためです。

しかし、身体の筋肉は緩んで運動機能が停止しているため、外見的には寝ているように見えます。

この時間帯を「レム睡眠」と呼びます。


一方、深い眠りになると脳の活動も収まり、ぐっすり眠っている状態になります。

この時間帯を「ノンレム睡眠」と呼びます。

ノンレム睡眠時に突然起こされると、頭がボーっとし、寝ぼけた状態で目覚めが悪くなります。


通常の睡眠では、就寝から間もなくノンレム睡眠に入り、約90分でレム睡眠に移行します。

これを1セットとして繰り返しています。

また、睡眠はさらに5段階の睡眠構造に分類することができます。


ノンレム睡眠は、浅いノンレム睡眠である「ステージ1」と「ステージ2」、

そして深いノンレム睡眠である「徐波睡眠」に分けられます。


睡眠の質は、この睡眠構造の度合いで判断されます。

特に深いノンレム睡眠である徐波睡眠が多いことは、

「深く眠れている」事を意味し、睡眠の質が高いと言えます。


一般的に、睡眠の質は加齢によって低下します。

これは入眠潜時の延長と浅いノンレム睡眠(ステージ1と2)の増加、そして徐波睡眠の減少が原因です。


また、男女の性差も睡眠構造の特徴に現れます。

女性は男性に比べて全体の睡眠時間は少ない傾向にありますが、ステージ1が少なく、徐波睡眠が多い事が分かっています。

つまり、女性は男性よりも深く眠ることができるという事です。


次回は筋トレが睡眠の質にどのような影響を与えているのか説明していきます。



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