腰痛の対策

こんにちは!柔整師の奥永です。

今回も腰痛の対策について説明していきます。


腰痛になったらどうするか?

まずは重い病気が隠れていないかチェックしましょう。

激しい痛みが長時間続くときや痺れを伴う場合は、専門医に診てもらいましょう。

セルフケアできる非特異的腰痛の場合には、運動やストレス、マッサージなどで症状を改善できる可能性があります。

痛みがなくなったからといって油断せず、再発・慢性化させないための対策も重要です。


医療機関での受診をオススメする場合とセルフケアできる場合

医療機関での受診をオススメする場合

以下のような症状がある場合は重い病気が隠れている可能性があるので、早めに専門医を受診しましょう。

・我慢できないほどの痛みが強く安静にしても治まらない場合

・次第に悪化する場合

・下肢に痺れがあったり、力が入らない場合

・発熱がある場合

・腰以外にも痛みを感じる部分がある場合(胸など)

・痛みの部分が腫れている場合

・腰痛と同時に尿閉(尿が出せない状態)が起こった場合

・4~6週間セルフケアしても軽くならない場合


セルフケアできる場合

上記のような重い症状がなく、腰痛になりやすい職場環境や生活習慣の方は、

非特異的腰痛である可能性が高いためセルフケアがおすすめです。

「重い物を持ち上げる」「中腰で作業する」「長時間座ったままでいる」などは、

仕事で腰に負担がかかる動作をする人は、なるべく避けられるように工夫した上で、

腰の安定性を高める装具や筋力をつけましょう。

ゆっくりとお風呂に入ってリラックスすることも多くの場合に効果的ですが、

人によっては温めることで痛みが増すこともありますので注意が必要です。


日常生活の改善やサポーターの活用など再発しない工夫も

以前は、腰痛を発症した時、治るまでベッドで安静にするのが良いとされていました。

しかし最近では安静にすることは必ずしも有効ではなく、どうしても痛くて動けない状態でなければ、

むしろ普段の活動を続ける方が痛みや運動機能が早く回復することが分かりました。

横になっている期間が長引くと、体力や筋力が衰え、更に腰痛が起こりやすくなる悪循環に陥ります。

無理のない範囲で身体を動かすようにしましょう。

生活習慣や職場環境を見直したり、サポーターを活用したりして、再発しないように予防することも大切です。


ぎっくり腰になったら

痛みが強くてつらい場合は、楽な寝方で横になりましょう。

真上を向いて寝ると痛みを感じる場合が多く、横を向いて膝を曲げるなど、楽な姿勢を探しましょう。

痛みが強ければ消炎鎮痛剤の入った冷湿布を張るなどしましょう。

痛みが和らいできたら、早い回復のためなるべく早く普段の活動を始めるようにしましょう。



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