こんにちは!柔道整復師の奥永です。
今回は先日来院された患者様の症状についてご紹介いたします。
患者様はアキレス腱の部分が腫れているとご来院されました。
発生機序は特に分からず、激しい運動や急に動いたわけでもなく、気がついたら腫れていた。
昨年も同じような症状があったが、その時は、日が経てば症状が落ち着いたとのこと。
この患者様は日頃より革靴を履いているところをよく見かけます。
触診にて、アキレス腱周囲の腫脹・発赤・圧痛・歩行時運動痛、
アキレス腱断裂テスト陰性、下腿三頭筋の陥凹無し、足関節底屈抵抗運動疼痛無し。
上記の事から、アキレス腱周囲炎と判断し施術をしました。
アキレス腱周囲炎とは、アキレス腱とその周囲に炎症や変性が起こり、痛みを生じる症状です。
アキレス腱は人間の身体の中で最も太く大きい腱であり、踵骨の後ろについています。
スポーツや長距離歩行、足関節の動きを繰り返したりして足への負担が大きくなった時に発症します。
また、不適切な靴が原因となることもあります。
アキレス腱周囲炎の症状
下腿の後方に痛み、腫れが生じることがあります。
また足関節を動かしたときや、歩行時、特に階段や坂道の上り下りに運動痛がみられます。
また患部が靴に当たったときにも痛みます。
安静時はあまり痛みませんが、進行すると安静時にも痛みが続くこともあります。
アキレス腱周囲炎の治療法・改善法
保存療法としてサポーターやテーピング、包帯などを用いて、足関節の安静を図ります。
また炎症を抑えるためにアイシングが必要になります。
下腿の筋肉の緊張により痛みが引かず、再発やすくなるため、
疼痛緩和や予防として手技療法(指圧)・運動療法(ストレッチ)で下腿の筋肉を緩めます。
また革靴からスニーカーに、インソールをかかとの高い物に変えてみるのも有効です。
これらの治療で多くは回復しますが、痛みが取り切れない場合は、骨棘を除くなど手術療法も考慮されます。
このような症状に対し当院では、パーソナルトレーニングジムも併設している為、両面からの介入が可能になります。
気になる点がございましたら、下記までお問い合わせください。
アイズスポーツ整骨院 西新院
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