こんにちは!柔整師の奥永です。
最近は新体操やチアリーディング等で腰痛を抱えた患者様の来院が増えてきました。
柔軟性はあるが、体幹部を反る動作が痛む。何故痛みが出るのか?
新体操やチアリーディングは競技の特性上、股関節、腰部、背部の伸展(反る)動作が非常に多く、
腰部を強く伸展することで腰椎の特性上、骨同士の間隔が狭くなり椎間板を挟むことにもなり、
腰椎の障害になることが少なくありません。
また、股関節を強く伸展することで股関節の痛みも伴う可能性があります。
この状態を回避するには股関節と胸椎部分を適切に伸展することになるのですが、
伸展する際に重要なのは体幹部を安定させることです。
その安定には体幹力をつけることが必要になります。
体幹力を強化することにより自分の身体を守ることと強化をすることになり、
今以上のパフォーマンスを向上し、怪我の予防にも繋がります。
体幹力には呼吸筋強化と背筋、殿筋強化が必要です。
腰椎を守るにはお腹のインナーマッスルと言われる筋が重要です。
この筋は呼吸筋とも言われ呼吸を行う事と、姿勢を維持するために活動しています。
また、背筋群も姿勢を維持するのに大きな要因です。
姿勢を維持する背筋は非常に大きな筋で背中から臀部にまで伸びている筋肉です。
この3つの筋肉の共通することは姿勢を維持する姿勢維持筋の活動が大きな働きだという事です。
姿勢を維持することが競技においても重要に。
特に、身体の柔軟性を求められる競技では、柔軟性があれば大丈夫と思いがちですが、
この柔軟性にのみ頼ることは小学生~中学・高校と身体の成長に伴い骨が出来上がり、
今までのように腰部を伸展することが出来なくなります。
しかし、これを競技にしている子供には分からず、無理をすることに繋がります。
動作を確認すると腰部を強く伸展する傾向がありました。
体幹力を強化することにより胸部が伸展しやすくなり、
臀部で上半身下半身を支えることが可能になります。
背部の筋肉を強化する練習です。
肩甲骨を寄せて臀部方向に下げる練習をします。
そうすることで胸椎を伸展しても腰部を過度に伸展することはなくなります。
また、この際には臀部を強く意識することも重要です。
臀部の力が抜けることで腰椎を伸展する力が増大することになります。
この体幹力で最も肝心なのは呼吸筋を強化することです。
この呼吸筋は臀部、背部をさらに活性化する源となります。
しかし、呼吸筋を強化するには自分だけで行うのは難しく、
トレーナーの指導の元で行う事をお勧めします。
(※呼吸筋は感覚的に普段から常に活動しているため、さらに意識するには時間がかかります)
しかし、この呼吸筋は非常に多くの事を行う多機能筋でもあります。
心肺機能の強化、姿勢維持、体幹力への原動力などに繋がります。
是非体幹力を強化しましょう。
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