本日のブログの内容は、どんな人がアルコールを控えた方が良いのか?についてです。
飲酒による健康リスクというのは、飲酒の量、これまでの病歴、遺伝等など
いくつかの要因によってその効果の違いはありますが紹介していきます。
1【遺伝的に飲めない人】です。
ADH1B、ALDH2等の酵素の活性によって、アルコールを体質的に飲めない人はいるということです。
*ADH1B(ALDH2)エタノールを分解する酵素の1つ。遺伝子的に酵素の働きが弱い*
中途半端な代謝の状態で飲み続けていると、代謝できるようになってしまったりもするので
本当は弱いのにお酒を飲んでいる人も多くいると思います。
ただ、こういった人は肝臓に無理をさせているので控えた方が良いです。そして、お酒を飲んで
顔が赤くなりやすい人は、基本的には飲まない方が良いです。
*お酒を飲んで顔が赤くなることを、フラッシング反応と呼びます。これは、体内にあるALDH2(2型アルデヒド脱水素酵素)
というアルコールを無害な物質へと分解する酵素の働きが弱かったり、そもそもこの酵素を持たなかったりするためであり、
いわゆるお酒に弱い体質の方に多い反応*
2【メタボリック症候群の人】
*メタボリック症候群というのは、内臓脂肪がたっぷりとついてしまって、脂質代謝異常、血圧の上昇
糖尿病(高血糖)になったりする状態で、内臓脂肪の量を測る為にウエストのサイズを測ります。
男性だと85㎝、女性だと90㎝以上あれば内臓脂肪が多すぎる指標になります。それとプラスαで
血圧が高い、中性脂肪、コレストロール、血糖値等がおかしいなど、これらの要因で、
メタボリック症候群の可能性が高いと判断されます*
メタボリック症候群の人は、肝臓に脂肪が溜まり、脂肪肝を合併しやすくなります。
脂肪肝とは肝臓の中に油が溜まっているだけではなく、それに伴って炎症が起こっている状態で
肝機能がダメージを受けています。
肝臓は、解毒、炎症をとる作業を行っています。
肝臓を休める期間を意識的に作ってあげないと、アルコールのダメージを絶えず受けている
状態なので、肝臓がパンクしてしまいます。
こういった方々は、アルコールを辞めましょう!!
とは言いませんが、アルコールを飲まない日などを作り、身体を労わりながら飲みましょう!
アイズスポーツ整骨院 西新院
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