こんにちは。
トレーナーの内山です。
先日は食欲のメカニズムについて記しました。
今回は、なぜタンパク質が食欲を減らすのかについてのメカニズムを記していきます。
まず、タンパク質を摂取するとインスリンの分泌を促進させることができます。
炭水化物だけを摂取するよりもタンパク質を合わせて摂取するほうがインスリンの分泌が高まることが示唆されています。
インスリンの分泌は空腹感の減少や満腹感の増加に寄与します。
またタンパク質の摂取は、腸の消化管ホルモンであるCCK、GLP-1、PYYの分泌を高めます。
ケンブリッジ大学では、同じエネルギー摂取量である高タンパク質食、高炭水化物食、高脂肪食を朝食で摂取した後のPYY、GLP-1の変化を計測した結果、
高タンパク質食は他の食事に比べて、朝食から4時間後の昼食時でもPYY、GLP-1の濃度が高いことがわかりました。
タンパク質を摂取すると腸でペプチドやアミノ酸に分解され、これらが腸内分泌細胞を直接刺激することによって消化管ホルモンの分泌が高まることがメカニズムとして考えられています。
タンパク質によるCKK、GLP-1、PYYの分泌の増加は、満腹感を高めることを意味します。
さらにタンパク質の摂取は、胃のホルモンであるグレリンの分泌を減らします。
オーストラリア化学産業研究機構では、食事前にタンパク氏を摂取させたところ、食事後3時間でのグレリンの上昇が抑えられることを報告しています。
タンパク質によるグレリンの分泌の減少は、空腹感を抑えることを意味します。
これらから、タンパク質は血液中のインスリン及び腸の消化管ホルモンであるCKK、GLP-1、PYYの分泌を高めることで満腹感を高めます。
さらに、胃のグレリンの分泌を減らすことで空腹感を抑え、食欲を減らすことができるのです。
よって、タンパク質の摂取は、食欲を調節する3つのセンサーに作用して空腹感を減らし、満腹感を高めてくれます。
ダイエットをする際は基本的に食欲を我慢する傾向が根強くあります。
しかし、食欲は3大欲求であり、人が生きるために欠かせない欲求です。
食欲を我慢するのではなく、食べながら自然と食欲を減らすのはいかがでしょうか?
タンパク質は筋肉をつけるために欠かせない栄養素です。
筋肉をつけながら、食欲を抑えれる
ダイエットをされる方にとっては、ものすごく効率が良いのではありませんか?
トレーニングをしながら、食事をタンパク質の多い食事をしていく
『ダイエットコース』というものが、弊社にはございます。
週2回の1時間のトレーニングに加え、高タンパク質のアイズ弁当を召し上がりながら3ヶ月間取り組んでいただきます。
体験トレーニングも随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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